現地レポート

【現地レポート① / 女子 1 回戦】今日よりも明日。課題を克服しながら戦っていく ― BC つくば Evolution #91 中村愛未選手 ―

2025年1月4日

「京王 Jr.ウインターカップ2024-25 2024年度 第 5 回 全国 U15 バスケットボール選手権大会」 が 1 月 4 日に開幕しました。

 初日の第一試合に登場した BC つくば Evolution は、女子の茨城県代表。つくば市を拠点としたクラブチームで、今大会では男子チームとともにアベック出場を果たしています。もともとは男子チームのみだったところ、3 年前に女子チームを立ち上げ。そのときに入団した中学 1 年生の選手たちが 3 年生となった今年、念願の全国大会出場を達成しました。

「中学 (のカテゴリー) で終わりではないので、いろいろなバスケットボールの知識や戦術的なこと、またはスキルなどをまんべんなく教えたうえで、次のステップにつなげるというのがこのカテゴリーでは大事だと思っています。『これしかできない』といったようなことはうちのクラブとしてはやっていなくて、いろいろなことをできるようにすることがテーマとしてあります」と、クラブの方針を語ったのは指揮を執る宮澤巧ヘッドコーチ。その言葉どおり、高いスキルを見せた #7 山田千紗選手の24得点を筆頭に、1 回戦の PIRATES U15 Fighting Rabbits (奈良) との一戦では第 1 クォーターから大きなリードを奪うと、4 人が 2 ケタ得点を奪取。88-44 とダブルスコアで勝利し、2 回戦へとコマを進めました。

「最初のほうは自分でシュートに行けたけれど、途中からパスを探してしまったり、いろいろと失敗したりしたので、次は気を抜かずにやりたいです」

 試合後、このように振り返ったのは #91 中村愛未選手。179センチの高さを生かし、14分15秒の出場で 3 得点、8 リバウンドをマークしました。

 中村選手がクラブに入ったのは中学 3 年生で、中体連の大会を終えてから。そのため、「それまではサイズが小さくスピーディーなバスケットを磨いたので、同じスピーディーなバスケットに彼女も付いていけるようにというのが前提でした。多分、彼女は最初は苦しかったと思います」と、宮澤コーチは言います。ただ、「夏ぐらいから慣れてきて、うちのバスケットにしっかりとマッチしてくれたので、(試合に) 出ていてもすごく安心できます」 (宮澤コーチ) と、今ではチームのスタイルに対応。1 回戦でもコート狭しと走り、懸命にプレーしていました。

「攻めるところではしっかり攻めて点を取っていきたいし、いい判断をできるように試合の全体を見られるようにもなりたいです」と、意欲を見せる中村選手。明日の 2 回戦に向けては、「今日の反省点を改善して、リバウンドでもボールを弾かれてあきらめたところがあったので、追いかけてルーズボールを取るなどしたいです」と、意気込んでいました。

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