現地レポート

【現地レポート④ / 男子 2 回戦】前回覇者と対峙し次への意欲を燃やす MEIHO EAGLES #33 松下凌大選手

2025年1月5日

「日本一のチームというのは、自分たちの想像の一つ上をいくプレーをしてくるなというのが率直な感想です」

「京王 Jr.ウインターカップ2024-25」の男子 2 回戦、前回覇者で今夏の全国中学校大会でも大会 3 連覇を果たした四日市メリノール学院 (三重) と対戦した MEIHO EAGLES (大分) の石田剛ヘッドコーチは、このように試合を振り返りました。

 試合は、出だしから四日市メリノール学院が連続得点を挙げて先行。逆に MEIHO EAGLES は放つシュートが枠を捉えず、苦しい時間が続きました。四日市メリノール学院のハードなディフェンスの前に #33 松下凌大選手や #1 横山結斗選手らが気を吐きましたが、最後は 30-74 で敗れました。

 この試合10得点を挙げた松下選手は、相手のエースで大会注目選手の一人である #34 白谷柱誠ジャック選手とマッチアップをしました。「最後の大会なので楽しむことを一番に、ビビらずチャレンジャーという気持ちでやろうと思っていました。でも、体格も違っていて、目の前に壁があるような感じでまったく思うようなプレーをさせてもらえませんでした」と、その感想を語ります。

 ただ、「マネできるところはしっかりマネして、自分の武器にしたいなと思っています」と、身長で10センチ高い #34 白谷選手との対戦には刺激も大いに受けたようです。

「自分は背が高いほうなので高い位置でのジャンプシュートを武器としていて、そこからドライブなどにつなげていくプレーも得意です」という松下選手。目標とする選手は八村塁選手 (ロサンゼルス・レイカーズ) で、今後に向けては「ハンドリングのレベルをもう少し上げて、体格も良くなって力強いプレーができるように頑張りたいです」と、意気込みました。

 今大会、8 名の登録で戦った MEIHO EAGLES は、明豊中学校が母体のチーム。同校のバスケットボール部が廃部となるため、「最後に少しでもいい結果を」(石田コーチ) ということでクラブ化し、明豊中のメンバーに加えて 2 人が入って最後の公式戦に臨みました。今大会に向けては全国の強豪チームとの練習試合などで「鍛えていただいた」と、石田コーチは言います。前日の 1 回戦ではレバンガ北海道 U15 (北海道) に競り勝ち、そして 2 回戦では敗れはしたものの、第 1 シードである四日市メリノール学院に向かっていきました。

「運がいいのか悪いのか (笑)。でも、最後にメリノールさんと試合ができたということは私にとってはいいことだったのかなと思います」と、石田コーチは笑顔を見せます。これで明豊中としても MEIHO EAGLES としても最後となりますが、「選手たちは最後まであきらめずによくやったと思います」と、指揮官は全力を尽くした 8 人の選手たちを称えていました。

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